西国三十三所 第四番 槇尾山 施福寺 (槇尾寺)
ある意味西国巡礼の中でも最難関といってもよい施福寺に行ってきました。本当につらかったです…。
ルート紹介
ルートそのものは粉河寺の時に貼ったものと同じです。
第四番 槇尾山 施福寺 (槇尾寺)
道中
先に行っていた3番霊場からぐるっと回っていきました。道は基本的に中央線のない道路でした。これは車では行きたくないですね…。
奥に行くにつれてどんどん道が悪くなっていきました。歩道もない道ですので端を走っていたら結構危ないです。
参道
駐車場から参道を少し歩くとこのような坂となっていました。
前から不穏な空気は漂っていましたがずいぶんな坂でした。このままずーっと緩い坂が続いていけばよかったんですが…。
この看板の時点で不穏なことは大量に書いてあるのですが後述。
門~本堂
門
ゆるやかな階段を上っていくと門に到着しました。
そのとなりには西国霊場であることやお寺の名前が書かれている石碑がありました。
おーここで終わりか、ちょっとしんどかったけどこのぐらいなら全然いけるなーなんて思っており、門をくぐるとそこは坂でした。
(帰ったら)いかんのか?(ここで諦めたら)いかんでしょ、という精神でもうすでにグダグダになりつつある足を引きずりながら登ることを決意しました。門横には杖を貸してくれるところがありましたが若いからいらんだろ、という若さゆえの過ちを発動し借りていませんでした。この決断を20分後に公開することになるとは…。
10分後
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!!!!!!足がいてーんだよぉ!!!!!!!!!
スニーカーできたのですが普通に間違いでした。マジで足の裏が痛くなります。ほんとにつらくてここで引き返そうかと思いましたがここまでくると意地で頂上まで行ってやる、という無駄な根性を発揮して上っていました。
あと通りがかる人が「こんにちは」など挨拶をしてくださるのですがこれもう完全に登山なのでは…?
上っている途中には弘法大使空海が自身の髪を剃った後の祠やお堂がたくさんありました。こういう小道系には帰りに行ったほうがいいと思います。
そして…
この坂を登れば終わりや…と自分に言い聞かせながら必死になって登っていました。するとついにつきました。
ついたー!!!!!!!!!!!!
正直ぐったりとしており、写真を撮る余裕がなかったのですが持ち前の根性で何とか取りました。やっぱり西国はこの大きさの石碑がいいですね。
本堂
門前で素直に杖を貸りてくればよかったです…。そりゃこんだけあるかされたら嫌でも健康になりますよね。通りで足守の観音様なわけです。ということで
4/33 御朱印ゲット!
あとここ、山の上のお寺なので下が見下ろせると思いきや周りも山なのでこれといったものが見えることはありませんでした。
また、先ほど上げた山の上のほうの石碑からすぐ後ろにとても急な階段があり、そこから見下ろすとお寺の屋根が見えます。ここに巡礼したときは11/3とまだ比較的暖かい日でしたので、紅葉しているところはそれほど多くなかったのですが屋根の近くのモミジの上のほうだけ色づいていました。
行ってみて
普通に山登りを強いられたのできつかったです。今は若いからいいですけど、これ年を取った後に来るのは非常に困難なところなのではないでしょうか。こちらのお寺もなのですが道が狭く、譲り合いが発生するような道ですので車で来るのは注意が必要です。
- 往復40分以上かかるので余裕を持っていく
- 歩きやすい格好で行く
- できるならば交通機関を利用していったほうが良い
ということがこのお寺での注意ですね。特に最後の項目がかなり大きく、車なら運転できたかどうかが怪しい疲労具合でした…。ところで前の記事で「慈悲の道」をもらい忘れたといっていましたが、このお寺で気づいて引き戻りました。ここのポイントで本当に良かったです。