クラッチワイヤー交換
以前レバーを交換したときに避けているところが見つかったのでワイヤーの裂けているところが見つかったので交換しました。
※かなり自己流のやり方で交換を行っています。正規のやり方ではないと思いますので自己責任でお願いします。
使ったもの
使ったものはこちら。
上からソケットレンチ、ウェス、万能グリス、ワイヤーオイル、結束バンド、ワイヤーインジェクター、ワイヤー(黒塗りの理由は後述)、マスキングテープとなっています。写真には写っていませんが車載工具も使いました。
ソケットレンチは父親のものを借りているので廃盤になっているかもしれません。使うのはブレーキレバーを外すためにM10のソケットを緩めるために使用するためです。最悪モンキーレンチでもいいんじゃないでしょうか。結束バンドとマスキングテープは100均で買ってきました。
特に不具合もなかったので今まで通り純正のものに交換します。
型番が黒塗りの理由
黒塗りの理由ですが、これはCB400SFとSBで型番が異なるためです。推測になるのですが、ハンドルのポジションがSBのほうが高いのでその分ワイヤーも長くなっているのではないでしょうか。
これはHondaがネットに上げてくれているパーツリストで型番を調べた後、Webikeの純正パーツを購入するところから購入しました。
パーツリストのp72、F-4に載っています。p6でご自身のバイクの種類(SFかSBか)を調べてから購入すると間違えることはないと思います。
手順
手順としては
- クラッチレバーを外す
- ワイヤーを露出させる
- エンジン側の止めているところを外す
- 交換する
という手順で行います。
ワイヤーを交換する前に新しいワイヤーにインジェクターでグリスを入れてやってなじませておきましょう。交換する前なので癖がついておらず、グリスがかなり入れやすいです。付けた後にやってもいいのですが、エンジン側が汚れてしまうので個人的にはお勧めできません。
クラッチレバーを外す
肝心の写真を撮っていませんでした…。今週洗車するときについでに撮ってきます。やることとしては
- 裏側のソケットを外す
- レバーを固定しているマイナスねじを外す
- ワイヤーをレバーから取り外す
ということです。レバーの交換などはポピュラーなのでご存知の方も多いかと思います。
ワイヤーを露出させる
普段はこのように切り欠きがばらばらの状態になっていると思います。
それをこのように切り欠きをそろえてやります。
こうすることでワイヤーを外すことができます。ここまではレバー交換やワイヤーに注油をしたことがある方ならしたことがあるのではないでしょうか?
外してワイヤーを見てみるとこのようになっていました。
正常では複数本のワイヤーが1本になっているはずですが、これは何本かがちぎれてしまっています。この状態ではいつ切れて走行不能になってしまうかわからないので、交換することにしました。
この時点でエンジン側からワイヤーを軽く引っ張ってみて、すこすこと自由に稼働できることを確認しておいてください。
エンジン側の止めているところを外す
普段はこのようになっています。
これをどのようにして外すのかというと
- 後ろのナットを緩める
- エンジン側の固定しているところから外す
- ワイヤーガイド(画像中央の”入”みたいな形をしてるやつのこと)内を通らせてワイヤーを自由にしてやる
という手順です。
ナットを緩める
ここは車載工具を使ってできます。サイズは小さいほうがM12、大きいほうがM14となっています。私は間違えて大きいほうのナットも緩めてしまいましたがこの段階では緩めないほうが絶対にいいです。
理由としてはストッパーの役割を果たしているものがなくなってしまうので、ワイヤーが外しにくくなってしまうからです。やはりある程度使用したワイヤーというのは結構硬くなっており、いちいち形を変えさせるのも手間です。そのためついたままのほうがいいです。
エンジン側の固定しているところから外す
エンジン側でワイヤーを固定している部分はこのようにC字状になっています。
そのため、ワイヤーを露出させた段階で自由に動かせるようにしておくことで、切り欠きからワイヤーを外せるようにしておく必要がありました。
ワイヤーを自由にする
ワイヤーをガイドから外すとこのような状態になります。
ガイドは先ほどの写真の中にも映っていましたが、ただの穴が開いたガイドパーツですので大きいナット側から引っ張ってやればするっと抜けます。この時に大きいナットを外すのが多分一番楽かと思います。
ここまでくれば8割は終了です。ここで一旦休憩してもいいですし、せっかくですからワイヤーの通り方などを調べてみるのもいいかもしれません。
交換する
ここまでくればあとは簡単、クラッチワイヤーを交換するだけです。今回の交換ではタンクやカウルを外すのがめんどうだったので横着しています。
SFに乗っている方はわかりやすいと思うのですが、CB400兄弟のクラッチワイヤーは
エンジン→タンク下→フレームの隙間→クリップ二つ→ハンドル
という順番で通っています。この順番通りやると、タンクとカウルを外さないと交換できないことになります。残念なことにタンクを外しておいて置くスペースがないのでこうしました。
新しいワイヤーと古いワイヤーを結束バンドで結び付けてやりました。そしてこの上にマスキングテープでぐるぐる巻きにしてハンドル側から引いたりエンジン側から押したりすれば完成です。
あとはこの手順を逆にして、クラッチレバーなどにグリスアップしてつけてやればクラッチワイヤーの交換の終了です。
※この方法はあくまで自己責任でお願いします。ハンドル側で引きすぎるとワイヤーが伸びきってしまいます。車種によってはクラッチワイヤーがすごい通り方をしているので、この方法ではできないことがあります。
コツとしてはハンドル側からある程度まで引いた後は引っかかると思うので、エンジン側から押してやり、それでも引っかかるところまで来たらハンドル側からのぞき込んでクリップの中を通るようにガイドしましょう。
やってみて
この方法でやってみると非常に簡単でした。所要時間としては1時間ぐらいです。今回は純正のパーツをそのまま購入して使用したので、長さなどを全く考える必要はなかったです。クラッチワイヤーにそこまでのこだわりもないので次回交換することがあっても純正を注文しようかな。